カランメソッドはレベルが12まであるらしいけど、どこまでやると力がつくのかな? 何時間くらいやると話せるようになるのかな?
「4倍速で英語が身につく」とも言われるカランメソッド。ステージ(レベル)が12まであり、結構な長丁場。どのステージまでやればいいのか、何時間かかるのか気になるところですよね。
そこでこのページでは、公式の情報などをもとに、何時間・何日でどのくらいの英語力が得られるのか解説します。
結論を先に言うと、1つのステージには1ヶ月前後かかり、一般的なスピーキング力が身につくとされるステージ10までは1年弱かかる(1日1レッスンの場合)という感じです。
このあと詳しく解説しますので、カランメソッドを始めようか迷っている人の参考になればと思います!
※実際に私が感じた効果や、他の人の口コミについては以下のページで解説しています↓
かかる時間と到達できるスキルレベルをざっくり解説
では、はじめにカランメソッドの各レベル(ステージ)にかかる時間と到達できるスキルレベルを表でざっくり見てみましょう。
なお、日数については、25分のレッスンを1日1回受けたとして計算しています。
ステージ | 累積時間 | 累積日数 | CEFR レベル | 到達できる 会話力 |
---|---|---|---|---|
1 | 10時間 | 24日 | A1 | |
2 | 20時間 | 48日 | A1 | |
3 | 30時間 | 72日 | A1~2 | |
4 | 40時間 | 96日 | A2~B1 | 簡単なやりとり ができる |
5 | 55時間 | 132日 | B1 | |
6 | 70時間 | 168日 | B1 | |
7 | 85時間 | 204日 | B1~2 | 日常会話ができる |
8 | 100時間 | 240日 | B2 | |
9 | 115時間 | 276日 | B2 | |
10 | 130時間 | 312日 | B2〜C1 | スムーズな 日常会話ができる |
11 | 145時間 | 348日 | C1 | |
12 | 160時間 | 384日 | C1 | 複雑な会話ができる |
スムーズな日常会話ができるステージ10までで130時間、1年弱ですね。
全ステージクリアするには、160時間(1年強)必要で、これでC1レベル(上級者)まで到達できるということになっています。
それでは、以下で詳しく見ていきましょう。
カランメソッドのレベルとかかる時間
1つのレベルにかかる時間
カランメソッドにはレベルが設定されていて、「ステージ」と呼ばれています。
先ほどの表のように、ステージは1から12まであります。そして、それぞれに1冊ずつテキストがあります(計12冊)。
各ステージにかかる時間については、10時間~15時間とされています。
1ステージにかかるレッスン回数、日数
1ステージ10~15時間というのは、レッスン回数に直すとどれくらいでしょうか。
オンライン英会話では1回25分のレッスンが一般的です。これをもとに計算すると、1つのステージにつき24~36レッスン必要ということになります。
当たり前ですが、もし1日1レッスンのペースで学習したとすると、1つのステージに24日~36日(1ヶ月前後)かかるということですね。
なお、カラン機構によると、望ましいレッスン頻度は「1日50分のレッスンを週5日」となっています。「平日2レッスンずつ」というイメージですね。
先ほどの表は「1日1レッスン」という仮定でつくっているので、仮に「1日2レッスン」のペースで学習すれば、必要日数はさらに短縮されることになります。
1日2レッスンなら、先ほどの表の日数が半分になり、総日数は192日となりますね。カラン推奨ペースの場合、週2日はお休みなので、192日分やるのに9ヶ月くらいかかることになります。
到達するスキルレベル(CEFR)について
CEFRとは?
先ほどの表では、CEFR(セファール)というもので到達するスキルレベルを示しました。
CEFRは外国語の到達レベルを示す国際標準の指標です。A1からC2までの6段階あり、それぞれのレベルでできることは、以下のように設定されています。
レベル | できること |
---|---|
A1 | 日常生活でよく使われる基本的な表現や言い回しを理解し、ゆっくりとであれば簡単なやりとりができる |
A2 | 身近で日常的なことがらについての文やよく使われる表現が理解でき、簡単なやりとりができる。 |
B1 | 社会生活での身近な話題について理解し、自分の意思とその理由を筋の通った文章で簡単に説明できる。 |
B2 | 社会生活での幅広い話題について、複雑な文章でも主要な部分を理解できる。ネイティブと自然な会話ができ、明確かつ詳細に自分の意見を表現できる。 |
C1 | 広範囲にわたる高度で複雑な話題を理解できる。自然で流暢に自己表現ができ、目的に合った適切な言葉を使って論理的な主張や議論もできる。 |
C2 | 聞いたり読んだりしたほぼすべての話題を容易に理解し、その内容を論理的に再構成して、ごく細かいニュアンスまで正確に表現できる。 |
CEFRのレベルとカランメソッドの学習時間
カランメソッドは、このCEFRを参考に学習内容が組み立てられていて、その対応は先ほどの表のとおりです(以下に再掲します)。
ステージ | 累積時間 | 累積日数 | CEFR レベル | 到達できる 会話力 |
---|---|---|---|---|
1 | 10時間 | 24日 | A1 | |
2 | 20時間 | 48日 | A1 | |
3 | 30時間 | 72日 | A1~2 | |
4 | 40時間 | 96日 | A2~B1 | 簡単なやりとり ができる |
5 | 55時間 | 132日 | B1 | |
6 | 70時間 | 168日 | B1 | |
7 | 85時間 | 204日 | B1~2 | 日常会話ができる |
8 | 100時間 | 240日 | B2 | |
9 | 115時間 | 276日 | B2 | |
10 | 130時間 | 312日 | B2〜C1 | スムーズな 日常会話ができる |
11 | 145時間 | 348日 | C1 | |
12 | 160時間 | 384日 | C1 | 複雑な会話ができる |
A2、B1、B2、C1に達するところを太字にしてみました。このあたりが1つの目標地点になるのではないかと思います。
つまり、
ということになりますね。
実はステージ10まででもOK
ここまででご紹介したように、カランメソッドのレベルは、ステージ1から12までの12段階ありますが、実はステージ10まででもOKです。ステージ10までで終了するスクールも多いようです。
ステージ11と12は、イギリスのケンブリッジ英検の受験者用につくられたステージになっていて、一般的なスピーキング力向上のためであれば、ステージ10まででよいとされています。
したがって、先ほどの表のように、130時間=312日が一般的なスピーキング力を身につけるまでの1つの目安ということになりますね。
TOEICスコアとの関係
このページをお読みの方の中には、TOEICのスコアアップをねらっている方もいらっしゃるかもしれませんね。
カランメソッドとTOEICスコアとの対応について、公式に発表されているものはないようです。
ですが、「カランのステージとCEFRの対応」「CEFRとTOIECスコアの対応」は示されているので、これをもとに、カランとTOEICの対応を考えることができます。
表にすると、次のような感じです。
ステージ | 累積時間 | 累積日数 | TOEIC | CEFR |
---|---|---|---|---|
1 | 10時間 | 24日 | 120~ | A1 |
2 | 20時間 | 48日 | 120~ | A1 |
3 | 30時間 | 72日 | 120~225 | A1~2 |
4 | 約40時間 | 96日 | 225~550 | A2~B1 |
5 | 5時間 | 132日 | 550~ | B1 |
6 | 70時間 | 168日 | 550~ | B1 |
7 | 85時間 | 204日 | 550~785 | B1~2 |
8 | 100時間 | 240日 | 785~ | B2 |
9 | 115時間 | 276日 | 785~ | B2 |
10 | 130時間 | 312日 | 785~945 | B2〜C1 |
11 | 145時間 | 348日 | 945~ | C1 |
12 | 160時間 | 384日 | 945~ | C1 |
太字にしたのは、600点と800点のところです。
明確な基準はありませんが、よく「履歴書に書いてPRになるのは600点」「英語を使う仕事につきたいなら800点」といったことが言われるからです。
ざっくり言うと、就職で有利になるスコアをとるには1年弱かかるというイメージですね。
私自身もTOEICのスコアが大きく伸びています。カランでは、英語を英語で考える力、リスニング力などが伸びるので、TOEICにも有効です。詳しくは以下のページをご覧ください↓
まとめ:130時間(約1年)かかるが、英語力アップは期待できる
というわけで、このページでは、カランメソッドにかかる時間と到達できるレベルについて、カラン機構の公式の情報などをまとめてみました。
一般的なスピーキング力を身につけるのに必要なステージ10までで、累積130時間かかります。人によっては、もっとかかるかもしれませんね。
一方でネット上の口コミなどを見ていると、英語力の向上を実感している声が多いのも事実。しっかりレッスンを受ける、繰り返し練習するということを続けていけば、有効な方法と言えそうです。実際に私も続けていますが、確実に成長を感じています。
挑戦してみようかな!と思った方は、カランメソッドが受けられるオンライン英会話をこちらで紹介していますので、参考にしてみてくださいね↓