カランメソッドをやると、英語が短期間で伸びるらしいけど、本当に効果あるのかな…
カランメソッドを始めたけど、効果が出ている気がしないなぁ… やり方が間違っているのかな
「英語が4倍速で身につく」とも言われるカランメソッド。レッスンがかなり特殊ですし、どのように学習していけばいいか不安に感じたりすることもありますよね。
結論から言ってしまうと、カランメソッドは、ただ単にレッスンを受けるだけでは不十分。レッスン以外でも、復習を中心とした自習をすることがとても重要です。
そこでこのページでは、カランメソッドの効果をより高めるための学習法を具体的に解説していきます。
書籍で紹介されている方法、スクールでオススメされている方法に加えて、私が独自に行っていることもお伝えできればと思います。
カランメソッドを始めようか悩んでいる人、始めたけど学習の進め方に不安を感じている人の参考になればと思います!
※カランメソッドの実際の効果や口コミについて知りたい方は、こちらもぜひご覧ください↓
カランメソッドはレッスンをただ受けるだけではダメ
カランメソッドは、「先生が話す高速の英語を聞き取らなければいけない」「先生の質問に、即座に答えなければならない」などの特徴があり,とても密度の高い学習法。
レッスン中には、集中してリスニングをしますし、生徒が話す割合も通常のレッスンよりかなり高いです。レッスンだけでもリスニングの練習になりますし、先生のリードに沿って話すことでシャドーイングと同じような学習になるため、一定の英語力の向上は期待できます。
しかし、だからといって、レッスンだけで英語が効率的に身につくわけではありません。
実際にやってみると分かりますが、レッスンで学習した表現も、やはり少したてば忘れてしまいます。
また、レッスン内の復習パートで以前学習したものと同じ質問をされても、すぐには答えられないことが多々あります。
カランメソッドでは、レッスンで習ったことをしっかりと定着させることが重要です。
カランメソッドの効果を最大化する6つの方法
それではここから具体的に、カランメソッドの効果を高めるための学習法を解説していきたいと思います。
まず大前提としておさえたいのが、「とにかく復習が重要!」ということ。先ほどお伝えしたとおり、レッスンで扱った内容を定着させることが重要だからです。
以下でも、復習の仕方を中心にご紹介していこうと思います。
カランでは、レッスン内で毎回復習を行いますし、前に学習した部分を音読する時間もあります。カランが復習を重視していることが、レッスン内容からも見てとれますね。
テキストを音読する
1つ目の方法は、テキストを音読すること。
カランメソッドについて詳しく解説した以下の書籍でもオススメされていますし、各スクールでもオススメされている方法です。
音読を行うことで、レッスン中にスムーズに言えなかった表現を口に慣らすことができますし、発音の練習にもなります。
具体的な音読の方法として、次のような方法が考えられます。
なお、音読をするときには、文章の意味や構造をしっかりと把握しながら行うことが超重要です。
この点について、↓こちらのページで詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
ネイティブキャンプのカウンセラーの方がおっしゃっていたのは「暗記はNG」ということ。「音読を繰り返して、結果的に暗記してしまうのはいいけれど、暗記目的にしてはダメ。しっかり文の意味や構造を意識しながら、音読するのが大切」とのことでした。
質問に対して回答を言う練習をする
2つ目の方法は、レッスンでやった質問&回答のトレーニングを自習でやること。
カランメソッドには、電子書籍版のテキストがありますが、これを使うと、テキストと一緒に音声を聞くことができます。
これを使い、質問文を聞いて、回答文を自分で言ってみる練習をすると効果的です。
やり方のポイントは以下のとおり。
私は、1つ目に紹介した音読よりも、この方法を中心にしています。これまでの学習で、文字情報に頼りすぎてしまっていたので、「耳で聞いて口で返す」というトレーニングを重視しています。
ステージを繰り返す
カランメソッドで1つのステージ(レベル)が終了すると、当然、次のステージに進みます。
ですが、ステージが終了しても「このステージ、定着が今ひとつだったなぁ」と思うこともしばしば。
そうしたときには、先生にリクエストして、もう一度そのステージの復習をしてみましょう。
「え? ステージを繰り返すなんてやっていいの?」と思うかもしれませんが、ネイティブキャンプの「よくある質問」でも、「戻って復習することは可能」と書かれていますし、カウンセラーの方も「そのようにやっている人は少なくない」とおっしゃっていました。
具体的な進め方を説明すると、次のようになります。
- ステージの学習を進めるそのステージの学習を通常どおり進めます。
- フル・ステージ・リビジョンをするそのステージの学習が最後まで終わると、ステージ全体の復習「フル・ステージ・リビジョン(FSR)」に入ります(これはカランのシステム上、必ず行われます)。
- もう一度FSRを行う通常はFSRが終わると、次のステージに進みますが、ここで再度FSRを行って定着させます。
前のステージも不安であれば、そこまで戻ってもいいでしょう。 - 次のステージへ進むFSRを何度か繰り返し、定着してきたら、次のステージへうつります。
このようにして何度も繰り返し学習することで、しっかりと内容が身につき、自由に使いこなせるレベルになっていきます。
FSRを繰り返すのではなく、通常のステージの学習を繰り返すことも可能です(少なくともネイティブキャンプでは可能)。ちょっとしんどいですが、しっかり復習したい!という人はやってみてもいいかもしれませんね。
通常レッスンで学習した表現を意図的に使う
私は、カランメソッドで学習をする場合には、カランでない通常のレッスンも並行して受けるほうがよいと考えています。
カランのレッスンは、英語の瞬発力を鍛えるための一種のトレーニング。それを他のレッスンで活用することで、より定着させることができますし、学習の成果も感じられます。
私は、朝にカラン、夜に通常レッスンという感じで1日2レッスンやっています。
ポイントとしては、自分で自由に答える余地のあるタイプのレッスンを選ぶこと。
フリートークはもちろんいいですし、教材のあるレッスンであっても、自由に答えるパートが含まれているものがあるので、そうしたものを選ぶようにしましょう。
そして、そのときに、カランで学習した表現を意図的に使うようにしてみるのが大切。それによって、学習したことがさらに定着していきます。
はじめは、事前に準備しておくといいと思います。「旅行について答えるパートがあるから、この間習った「itinerary(旅程)」の単語を使ってみよう」というような感じです。文章ごと準備しておいてもいいでしょう。
「実際の会話で使った」という経験が大切です。
定期的にレッスンを受ける
カランメソッドでは、50分のレッスンを週5回受けることが推奨されています。
「そんなにできない」という人も少なくないと思いますが、やはりレッスン頻度が少なかったり、間があいてしまうと効果は薄れてしまいます。
実際私も、仕事が忙しくてカランのレッスンをサボってしまったとき、せっかくできてきた英語の頭が、1~2歩もとに戻ってしまうような感覚になります。
自分のペースを見つけて、できるだけ間をあけずに定期的にレッスンを受けることが大切です。
レッスン頻度については、こちらのページで詳しく解説しているので、参考にしてもらえると嬉しいです↓
予習をしない
最後は、学習法というよりも、カランメソッドのルールに近いですが、事前の予習はしないようにしましょう。
カランメソッドは、「集中して聞いて、即座に答えをつくって返す」トレーニングです。事前に予習してしまうと、
といったように、カランメソッドのメリットが台無しになってしまいます。
予習はせずに、ぶっつけ本番で臨むようにしましょう。
とは言っても、はじめのころは特殊なレッスン形態にかなり戸惑うと思うので、テキストをチラ見しておいてもいいかなと思います。
学習内容を定着させると、英語学習が継続しやすくなる
6つの方法のうち4つが、学習したことを定着させるということでしたが、これには別の意味合いもあります。それは、学習内容を定着させることで、継続がしやすくなるということ。
復習などをしっかりして学習したことを定着させていくと、「成長している!」という実感を得ることができ、これが継続のモチベーションになっていきます。
特にカランメソッドではこの点が重要。カランメソッドの場合、レッスン内で前回までの復習を行うので、定着させていないと、復習パートで全然答えられず、結構落ち込んでしまうんです。「レッスンでやったのに、全然ダメだった…」となり、モチベーションが一気に下がってしまいます。
私も自習する時間がとれずに、そのままレッスンに望むことがときどきありますが、本当にレッスンが辛いです…
英語学習の悩みの1つが「継続」ではないかと思いますが、その解決法の1つが成長の実感をもつこと。特にカランメソッドではこの点が重要なので、ぜひ自習などに取り組んでみてほしいと思います。
※オンライン英会話の継続法については、こちらで詳しく解説しています↓
まとめ:カランメソッドで効果を出すには自習・定着が重要
このページでは、カランメソッドの効果を高めるための学習法について、自習を中心にご紹介しました。
どんな学習でもそうですが、やりっぱなしでは身につきません。
学校の数学の授業も歴史の授業も、授業を受けただけでは身につかず、家で宿題をやったり、テスト前に復習したりすることで身についていきますよね。
カランメソッドも例外ではないですし、もっと言えば、英会話のふつうのレッスンもそうです。
しっかりと復習などをして、レッスンで習ったことを自分のものにしていくことが重要です。それができれば、カランの高密度レッスンとの相乗効果で、英語力がどんどん伸びていくでしょう。
皆さんもぜひ、このページで紹介した方法も参考に、カランメソッドに挑戦してみてくださいね。